東京都葛飾区にある「柴又帝釈天(しばまたたいしゃくてん)」。映画『男はつらいよ』の舞台として全国的に有名ですが、実は「彫刻の寺」としても知られ、強力な厄除け・病気平癒のご利益があるパワースポットです。
「参道が賑やかで楽しい」「龍のような松がすごい」と評判のこのお寺。今回は、12月上旬の平日の午後に実際に参拝した現地の様子を交えながら、境内の見どころ、御朱印の頂き方、アクセス情報を徹底解説します。
柴又帝釈天(題経寺)とは?まず知りたい基本情報
正式名称は「経栄山 題経寺(きょうえいざん だいきょうじ)」ですが、一般的には「柴又帝釈天」の名で親しまれています。日蓮宗の寺院であり、江戸時代から庶民の信仰を集めてきました。
| 項目 | 詳細 |
| 寺院名 | 経栄山 題経寺(柴又帝釈天) |
| 宗派 | 日蓮宗 |
| 御本尊 | 大曼荼羅(帝釈天板本尊) |
| 所在地 | 東京都葛飾区柴又7-10-3 |
| 拝観時間 | 5:00~20:00(開門時間) ※彫刻ギャラリー等は9:00~16:00 |
| 拝観料 | 境内無料(彫刻ギャラリー・庭園は有料) |
| 公式HP | 柴又帝釈天公式サイト |
柴又帝釈天の強力なご利益と御本尊
御本尊:帝釈天(たいしゃくてん)
本来の御本尊は日蓮聖人が刻んだとされる「大曼荼羅」ですが、信仰の中心となっているのは「帝釈天」の板本尊です。帝釈天は、仏教の守護神であり、右手に剣を持つ勇ましい姿で知られています。
なぜ「病気平癒」「厄除け」に強いのか?
江戸時代中期、長らく行方不明だった帝釈天の板本尊が発見された日が、暦上の「庚申(こうしん)」の日でした。その際、当時の住職がこの本尊を拝んで自身の難病を治したという伝説から、「病気平癒」や「厄除け」、そして「勝負運」に強いご利益があるとされています。
ここだけは外せない!柴又帝釈天の境内の見どころ
12月上旬の平日、午後2時頃に訪れると、境内は程よい賑わいを見せていました。実際に歩いて感じた「絶対に見るべきハイライト」をご紹介します。
1. 参道から続く総門となる「二天門」の雰囲気
柴又駅から続く参道を抜けると、まず迎えてくれるのが特徴的な門です。 筆者が訪れた際は、広くない境内ながらも、非常に立派で特徴的な総門(そうもん)となる二天門が圧倒的な存在感を放っていました。門をくぐる瞬間、下町の賑やかな空気から、少し背筋が伸びるような神聖な空気に切り替わります。
2. 奇跡の霊木「瑞龍の松(ずいりゅうのまつ)」
境内に入ってまず目に飛び込んでくるのが、帝釈堂の前にある「瑞龍の松」です。 その名の通り、まるで龍が天に昇るかのように枝を四方に伸ばした姿は圧巻。「境内のハイライト」として挙げる参拝者も多く、生命力あふれるその姿からは強いエネルギーを感じることができます。
3. 心身を清める「御神水(ごしんすい)」
帝釈堂の脇には、帝釈天の出現した場所とされる「御神水」が湧き出ています。 筆者もここで手を合わせましたが、こんこんと湧き出る水は清らかで、病気平癒のご利益の源泉とも言われています。ペットボトルに入れて持ち帰る参拝者もいるほどの人気スポットです。
4. (時間があれば)彫刻ギャラリーと邃渓園
お堂の壁面を埋め尽くす見事な木彫り彫刻(法華経説話)は、「彫刻の寺」の名の通り必見です(※有料エリア)。また、奥にある日本庭園「邃渓園(すいけいえん)」も静寂に包まれた美しい空間です。
柴又帝釈天の御朱印・授与品
御朱印集めをしている方にとって、事前の情報は重要です。今回の参拝で確認した情報をお伝えします。
御朱印の頂き方
- 場所:本堂(祖師堂)の中に納経所があります。
- 帝釈堂(メインのお堂)と本堂は渡り廊下でつながっていますが、一度靴を脱いで上がる形式が多いです。
- 初穂料: 500円
- デザイン: 力強い筆致で「帝釈天」と書かれた、非常に迫力のある御朱印です。
授与品・お守り
「一粒符(いちりゅうふ)」と呼ばれる、飲むタイプのお守り(赤い粒)が有名です。病気平癒を願う方に古くから授与されています。
柴又帝釈天参拝のあとに!周辺の「食べ歩き」グルメ
柴又帝釈天のもう一つの醍醐味は、駅からお寺まで続く参道での「食べ歩き」です。
- 参道の雰囲気: 筆者が訪れた午後2時頃は、平日にもかかわらず多くの人で賑わっていました。「参道にはたくさんのお店があり、食べ歩きなどもできそうな感じ」という第一印象の通り、草団子や煎餅、川魚料理のお店が軒を連ねています。
- おすすめグルメ:
- 草団子(くさだんご): 柴又の名物。あんこがたっぷり乗ったお団子は絶品です。
- 焼きたて煎餅: 香ばしい醤油の香りが食欲をそそります。
柴又帝釈天へのアクセスと駐車場情報
都心からは少し離れますが、アクセスは比較的良好です。
電車でのアクセス
- 京成金町線「柴又駅」下車、徒歩約3分〜7分。
- 駅前には「フーテンの寅」像があり、記念撮影スポットになっています。
- 筆者の実感としては、参道のお店を見ながらゆっくり歩いて「徒歩7分ぐらい」で到着しました。
車でのアクセス・駐車場
- 駐車場事情: お寺のすぐ近く、江戸川の河川敷沿いに「柴又公園駐車広場」(1回500円など)があります。 参道周辺は道が狭く、人通りも多いため、少し離れた河川敷側の駐車場を利用するのがスムーズでおすすめです。
まとめ:柴又帝釈天で「生きる力」をチャージしよう
柴又帝釈天は、単なる観光地ではなく、古くから人々の悩みに寄り添ってきた歴史あるお寺です。 12月の澄んだ空気の中、立派な総門をくぐり、瑞龍の松を見上げれば、日頃の疲れも吹き飛ぶようなパワーをいただけるはずです。
参拝の後は、参道で名物の草団子を頬張りながら、下町情緒を味わってみてはいかがきでしょうか?今度の休日は、ぜひ柴又へ足を運んでみてください。