【富岡八幡宮】勝運・厄除けのご利益と江戸勧進相撲発祥の地としての歴史を解説!アクセス、御朱印、お守り情報まで(江東区・深川)

東京メトロ「門前仲町駅」からほど近く、江戸情緒あふれる深川の地に鎮座する「富岡八幡宮(とみおかはちまんぐう)」。

「深川の八幡さま」として古くから親しまれ、江戸最大の八幡宮としての格式を誇ります。また、江戸勧進相撲発祥の地としても知られ、境内には相撲ファン必見のスポットも点在します。

この記事は、富岡八幡宮の公式サイトおよび関連情報を基に、富岡八幡宮の強大なご利益、歴史、境内の見どころ、そして参拝に役立つ御朱印やアクセス情報を網羅的に解説するものです。

勝運や厄除けのご利益をいただきたい方、深川エリアの歴史に触れたい方は、ぜひ最後までご覧ください。

富岡八幡宮とは?まず知りたい基本情報

富岡八幡宮は、寛永4年(1627年)の創建以来、「深川の八幡さま」として庶民の信仰を集めてきました。徳川将軍家からも手厚い保護を受け、江戸三大祭りの一つ「深川八幡祭り」は今もなお多くの人々で賑わいます。まずは、富岡八幡宮の基本情報を確認しましょう。

【項目】【神社情報】
正式名称富岡八幡宮(とみおかはちまんぐう)
所在地〒135-0047 東京都江東区富岡 1-20-3
御祭神応神天皇(おうじんてんのう) ほか八柱
主なご利益勝運、出世開運、厄除け、家内安全、商売繁盛、交通安全、安産、学業成就
創建寛永四年(1627年)
参拝時間境内は24時間参拝可能
授与所時間9:00~17:00(御朱印・お守り・ご祈祷受付)
※祭事などにより変更となる場合があります。
公式サイトhttp://www.tomiokahachimangu.or.jp/

富岡八幡宮の御祭神とご利益

主祭神:応神天皇(誉田別命)

富岡八幡宮の主祭神は、第15代天皇である**応神天皇(おうじんてんのう)**です。 応神天皇は武徳の神、八幡神(やはたのかみ)として知られ、源氏の氏神としても篤く信仰されてきました。このことから、富岡八幡宮は「勝運」の神様として非常に有名です。

主なご利益

  • 勝運・出世開運 主祭神のご神徳から、仕事や商売、スポーツ、試験など、あらゆる勝負事に対するご利益がいただけます。キャリアアップや目標達成を目指す多くの方が参拝に訪れます。
  • 厄除け・災難除け 八幡神は厄除けの神としても信仰されています。人生の節目での厄払いや、日々の災難除けのご祈祷も行われています。
  • 家内安全・商売繁盛 その他、交通安全、安産、学業成就など、人々の暮らしに寄り添う多様なご利益を授かることができます。

富岡八幡宮の歴史と由緒

富岡八幡宮の歴史は、寛永4年(1627年)に始まります。当時、永代島と呼ばれていたこの地に、菅原道真公の末裔とされる長盛法印が八幡神の霊夢を見て、社を創建したのが始まりと伝えられています。

徳川将軍家は源氏の氏神である八幡宮を篤く崇敬し、手厚く保護しました。その結果、富岡八幡宮は「江戸最大の八幡宮」と呼ばれるまでに発展し、周辺は江戸随一の門前町として栄えました。

また、富岡八幡宮は「江戸勧進相撲(かんじんずもう)」発祥の地としても知られています。貞享元年(1684年)、幕府より勧進相撲の興行が許されたのが始まりで、境内には歴代横綱の名を刻んだ「横綱力士碑」など、相撲ゆかりの石碑が数多く残されています。

富岡八幡宮の境内の見どころ

広い境内には、歴史と信仰を感じさせる見どころが数多く点在しています。

日本一の黄金神輿

神輿庫に鎮座する「日本一の黄金神輿(いちののみこし)」は、富岡八幡宮のシンボルです。平成3年(1991年)に奉納されたこの神輿は、高さ4.4メートル、重さ4.5トン。鳳凰の胸には7カラットのダイヤモンド、狛犬の目にはルビーやサファイアが輝くなど、豪華絢爛な装飾が施されています。

あまりの大きさと重さから、担いで渡御(とぎょ)されたのは一度きりですが、その荘厳な姿はガラス越しでも圧巻です。

伊能忠敬像

大鳥居をくぐってすぐ左手には、日本で初めて実測による日本地図を作成した伊能忠敬(いのう ただたか)の銅像があります。

伊能忠敬は50歳を過ぎてから天文学を学び、測量のために全国を旅しました。彼は測量の旅に出発する際、深川の自宅からほど近い富岡八幡宮で必ず道中の安全を祈願したとされています。この像は、測量開始200年を記念して平成13年(2001年)に建立されました。

勧進相撲ゆかりの石碑群

富岡八幡宮が勧進相撲発祥の地であることから、境内には相撲関連の石碑が多数建立されています。

  • 横綱力士碑: 歴代横綱の名が身長と共に刻まれており、相撲ファンならずとも見ごたえがあります。
  • 力持碑(ちからもちひ): 江戸時代に流行した力比べで使用された「力石」が奉納されています。
  • 大関力士碑: 横綱力士碑の脇には、歴代大関の名を刻んだ碑もあります。

富岡八幡宮の摂社・末社

富岡八幡宮の境内には17社の摂社・末社が祀られており、本殿とあわせてお参りすることで、さらに多様なご利益をいただけます。

  • 七渡神社(ななわたりじんじゃ): 富岡八幡宮が創建される以前からこの地に祀られていた地主神で、市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)をお祀りしています。
  • 恵比須社・大黒社: 恵比須社は「深川七福神」の恵比須神をお祀りしています。商売繁盛や縁結びのご利益で知られる大黒様と並んで鎮座しています。

富岡八幡宮の御朱印とお守り

御朱印の種類と受付時間

御朱印は、拝殿の右手にある「授与所(祈祷受付)」でいただけます。 「富岡八幡宮」の墨書きと御神紋が押された、シンプルで力強い御朱印です。

  • 受付時間: 9:00~17:00
  • 初穂料: 500円

※時期により限定御朱印が頒布される場合もあります。詳細は公式サイトをご確認ください。

おすすめのお守り

授与所では、主祭神のご利益にちなんだお守りが並びます。

  • 勝守(かちまもり): あらゆる勝負事に打ち勝つための代表的なお守りです。
  • 厄除守: 厄年の方や、災難除けを願う方におすすめです。
  • 交通安全守: 新しい車のお祓い(交通安全祈願)も受け付けています。

富岡八幡宮へのアクセス・駐車場情報

電車でのアクセス

  • 東京メトロ 東西線 「門前仲町駅」1番出口より 徒歩約3分
  • 都営地下鉄 大江戸線 「門前仲町駅」5番出口より 徒歩約6分
  • JR 京葉線 「越中島駅」3番出口より 徒歩約15分

車でのアクセス・駐車場

  • 首都高速 9号深川線
    • 木場ランプより 約5分
    • 福住ランプより 約5分

参拝者用の駐車場(無料)が本殿裏に用意されています。ただし、夜間(午後9時~午前6時)は防犯のため閉鎖されます。 満車の場合や、お祭りなどで利用できない場合は、周辺のコインパーキングをご利用ください。

Googleマップ

[東京都江東区富岡1-20-3]

富岡八幡宮とあわせて巡りたい周辺スポット

富岡八幡宮のある門前仲町エリアは、江戸の風情が残る魅力的なスポットが満載です。

おすすめランチ・カフェ

  • 深川宿 富岡八幡店: 富岡八幡宮のすぐ近くにある食事処。江戸の郷土料理「深川めし」(あさりの炊き込みご飯やぶっかけ飯)を味わえます。
  • MONZ CAFE(モンズカフェ): 参道沿いにある人気のカフェ。自家焙煎のコーヒーや、おしゃれなスイーツ、軽食が楽しめます。

立ち寄り観光スポット

  • 深川不動堂(成田山 東京別院): 富岡八幡宮から徒歩すぐの場所にある寺院。「深川のお不動様」として親しまれ、護摩祈祷が有名です。
  • 人情深川ご利益通り: 富岡八幡宮の参道から深川不動堂まで続く商店街。和菓子屋や漬物屋、雑貨屋などが軒を連ね、食べ歩きやお土産探しに最適です。

まとめ:富岡八幡宮で勝運と厄除けのご神徳をいただこう

「深川の八幡さま」こと富岡八幡宮は、勝運や厄除けの強力なご利益をいただけるだけでなく、江戸勧進相撲発祥の地としての歴史や、日本一の黄金神輿など、多くの見どころを持つ神社です。

門前仲町駅からのアクセスも良く、周辺にはグルメや観光スポットも充実しています。次の休日には、江戸の活気と八幡様のパワーを感じに、富岡八幡宮へ参拝してみてはいかがでしょうか。

富岡八幡宮に関するよくある質問(FAQ)

(Q) ご祈祷は予約が必要ですか? (A) 個人のご祈祷(厄除け、家内安全、安産祈願、初宮参りなど)は、予約不要です。毎日午前9時から午後4時30分まで、授与所(祈祷受付)にて随時受け付けています。ただし、七五三の時期や法人・団体の正式参拝は、混雑緩和のため予約が推奨される場合があります。詳細は公式サイトをご確認ください。

(Q) 駐車場はありますか? (A) はい、本殿の裏手(北側)に参拝者用の無料駐車場があります。ただし、夜間(午後9時~午前6時)は閉鎖されます。満車の場合や祭事の際は、周辺のコインパーキングをご利用ください。

(Q) 参拝時間に決まりはありますか? (A) 境内の参拝は24時間可能です。ただし、お守りや御朱印をいただける授与所(祈祷受付)の対応時間は、原則として午前9時から午後5時までとなっています。

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