
増上寺の三解脱門から歩いてすぐ、芝公園の緑の中に静かに鎮座する「芝東照宮(しばとうしょうぐう)」。 きらびやかな日光東照宮とは対照的に、落ち着いた佇まいが特徴ですが、実はここ、知る人ぞ知る「最強の出世・勝負運」のパワースポットで、「日光東照宮・久能山東照宮・上野東照宮」と並ぶ四大東照宮の一つ(※諸説あり)に数えられることもある、非常に由緒正しい神社です。
なぜなら、ここには徳川家康公が「自ら命じて彫らせた」等身大の像が祀られているから。
今回は、増上寺参拝とあわせて必ず立ち寄りたい、芝東照宮の深い歴史と見どころ、そして強力なご利益について徹底解説します。
芝東照宮とは?まず知りたい基本情報
まずは基本情報をチェック。明治時代以前は増上寺の境内の一部でしたが、現在は独立した神社として鎮座しています。
| 項目 | 内容 |
| 神社名 | 芝東照宮(しばとうしょうぐう) |
| 御祭神 | 徳川家康公(とくがわいえやすこう) |
| 創建 | 元和3年(1617年) |
| 住所 | 東京都港区芝公園4-8-10 |
| 拝観時間 | 参拝自由(社務所・授与所等の受付時間は要確認) |
| アクセス | 都営三田線「芝公園駅」徒歩すぐ、「御成門駅」徒歩5分 |
【上野東照宮】出世・勝利のご利益と金色殿を解説!アクセス、御朱印、お守り情報まで(東京・上野)
芝東照宮だけの特別なご利益:「寿像」のパワー
全国に数ある東照宮の中で、芝東照宮が特別視される理由は、御神体にあります。

死後ではなく「生前」に作られた家康公の像
通常、神社の御神体は神様(亡くなった後の姿)ですが、芝東照宮に祀られているのは、家康公が還暦(60歳)を迎えた際に、自ら命じて作らせた「寿像(じゅぞう)」と呼ばれる等身大の木造坐像です。
家康公自身がこの像を見て、その出来栄えに満足したと伝えられています。つまり、「生きて天下を平らげた家康公の生身のパワー」が宿っていると言えるのです。
得られる主なご利益
- 出世運・昇職運(家康公が天下統一を成し遂げたことから)
- 勝負運(長期的な視点で勝利を掴む)
- 長寿・健康運(当時としては長寿であった家康公にあやかって)
ビジネスマンや経営者、これから大きなプロジェクトに挑む方には、特におすすめの参拝スポットです。
境内の見どころ:歴史を見守る「大イチョウ」
こじんまりとした境内ですが、圧倒的な存在感を放つ御神木があります。
徳川家光公が植えた「大公孫樹(イチョウ)」
社殿の右手前にある巨大なイチョウの木は、3代将軍・徳川家光公が植えたと伝えられています。

- 樹齢: 推定350年以上
- 指定: 東京都指定天然記念物
【現地レポ:12月上旬の様子】 12月上旬に訪れると、この大イチョウは見事な黄葉のピーク、あるいは散り際の美しい金色の絨毯を見せてくれます。高さ約21.5メートル、幹周り約6.5メートルという巨木を見上げると、生命力の強さに圧倒されます。この木の写真を待ち受けにすると運気が上がるとも噂されています。



芝東照宮の御朱印・お守り
御朱印
「芝東照宮」と力強く書かれた御朱印には、徳川家の家紋である「三つ葉葵」の朱印が押されます。シンプルながらも威厳のあるデザインです。(初穂料:500円〜 ※書き置き対応の場合あり)
「勝守」と「出世守」
日光東照宮と同様、勝負に勝つための「勝守」や、キャリアアップを願う「出世守」が人気です。増上寺の「黒本尊」とあわせて持てば、鬼に金棒かもしれません。
増上寺からのアクセスと巡り方
増上寺と芝東照宮は、元々は同じ敷地内(増上寺の一部)でした。そのため、移動は非常にスムーズです。
- 増上寺の本堂でお参り
- 三解脱門を出て右折(または境内から横道を通って芝公園方面へ)
- 徒歩約3〜5分で芝東照宮の鳥居に到着
【おすすめルート】 「増上寺(厄除け・浄化)」→「芝東照宮(出世・パワー充填)」の順で回ると、悪いものを落としてから良い運気を入れることができると言われており、おすすめです。
周辺のおすすめ:芝公園の梅園(季節情報)
芝東照宮のすぐ裏手には、芝公園の「梅園」があります。 12月上旬ではまだ早いですが、例年2月頃になると約70本の紅梅・白梅が咲き誇ります。もし冬の終わりに再訪する機会があれば、ぜひチェックしてみてください。
まとめ:静寂の中で「天下人」の気を受け取る

観光客で賑わう増上寺に比べ、芝東照宮は静寂に包まれています。 しかし、その静けさの中に、家康公が生前に込めた強い意志と、江戸の歴史を見守り続けた大イチョウのエネルギーが満ちています。
増上寺で心を整えた後は、ぜひ隣の芝東照宮まで足を伸ばし、明日への活力をチャージしてみてください。