【王子神社】開運厄除のご利益と東京十社の格式を解説!アクセス、御朱印、お守り情報まで(東京都北区)

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東京都北区、JR王子駅からほど近い場所に鎮座する「王子神社」。東京の守護と繁栄を祈る格式高い神社「東京十社」の一社に数えられ、「王子」という地名の由来にもなった由緒ある神社です。この記事は、王子神社の公式サイトおよび関連情報を基に、その歴史、御祭神、ご利益、そして境内の見どころからアクセス方法まで、参拝情報を網羅的に解説。開運厄除のご神徳や、境内にある「髪の祖神」を祀る関神社についても詳しくご紹介します。

王子神社とは?まず知りたい基本情報

【項目】【神社情報】
正式名称王子神社(おうじじんじゃ)
所在地〒114-0022 東京都北区王子本町1-1-12
御祭神伊邪那岐命、伊邪那美命、天照大御神、速玉之男命、事解之男命(総称して「王子大神」)
主なご利益開運厄除、家内安全、身体健全、商売繁盛、安産祈願、子育大願 など
創建伝・康平年間(1058〜1065年)
参拝時間9:00〜17:00
公式サイトttps://ojijinja.tokyo/

王子神社の御祭神とご利益

王子神社は、その御祭神の多さからも、幅広いご利益をいただけることでも知られています。

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主祭神:王子大神

王子神社の御祭神は、伊邪那岐命(いざなぎのみこと)、伊邪那美命(いざなみのみこと)、天照大御神(あまてらすおおみかみ)、速玉之男命(はやたまのおのみこと)、事解之男命(ことさかのおのみこと)の五柱です。 これら熊野信仰にゆかりの深い神々は、総称して「王子大神(おうじのおおかみ)」と呼ばれています。

主なご利益

王子大神は、多くの神々が集う総称であることから、非常に幅広いご神徳を持つとされています。その中でも、特に「開運厄除」のご利益で篤く信仰されています。 その他にも、家内安全、身体健全、商売繁盛、安産祈願、子育大願など、生活全般にわたる守護を願うことができます。

王子神社の歴史と由緒

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王子神社の創建は古く、平安時代の康平年間(1058〜1065年)にさかのぼると伝えられています。源義家が奥州征伐の際、この地で熊野権現を勧請(かんじょう=神様の分霊をお迎えすること)し、手厚く祀ったのが始まりとされています。

室町時代に入ると、この地域一帯(豊島郡)の領主であった豊島氏が、熊野より「若一王子(にゃくいちおうじ)」を改めてお迎えし、「王子権現」と称しました。この「王子」の名が、現在の「王子」という地名の由来となっています。

江戸時代には、徳川将軍家からの崇敬も篤く、特に三代将軍・家光は社殿の改築を行うなど、手厚く保護しました。「東京十社」の一社として、今もなお東京の鎮守として多くの人々に親しまれています。

王子神社の境内の見どころ

王子神社は、駅近ながらも静かで厳かな雰囲気に包まれています。境内には歴史を感じさせる見どころが点在しています。

東京都指定有形文化財の社殿

現在の社殿は、寛文年間(1661〜1673年)に徳川家綱によって再建されたものが基になっています。美しい権現造(ごんげんづくり)の社殿は、東京都の指定有形文化財にも登録されており、その精緻な彫刻や荘厳な佇まいは必見です。

御神木の大イチョウ

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社殿の向かって左手には、推定樹齢600年ともいわれる御神木の大イチョウがそびえ立っています。東京都の天然記念物にも指定されており、天に向かって真っすぐに伸びる姿は圧巻の一言。秋には見事な黄葉で境内を彩ります。

毛髪供養の碑と力石

境内には、理容・美容業界の発展を願って建てられた「毛髪供養の碑」や、かつて若者たちが力比べに使ったとされる「力石」など、歴史や文化を感じさせる石碑も残されています。

王子神社の摂社・末社

王子神社の境内には、特に注目すべき摂社があります。

関神社(髪の祖神)

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社殿の右手奥にある摂社「関神社」は、日本で唯一とされる「髪の祖神」である蝉丸公(せみまるこう)をお祀りしています。 古くから理容・美容関係者や、髪の健康を願う人々からの信仰が篤く、境内には毛髪報恩のための「毛塚」も建てられています。

王子神社の御朱印とお守り

参拝の証として、御朱印やお守りもぜひ受けておきたいところです。

御朱印の種類と受付時間

王子神社の授与所(受付時間 9:00〜17:00)では、御朱印をいただくことができます。

  • 王子神社の御朱印: 「王子神社」の墨書きと御神紋が押された、格式ある御朱印です。
  • 関神社の御朱印: 摂社「関神社」の御朱印も受けることができます。

※書置き(あらかじめ紙に書かれたもの)での対応となる場合もあります。

おすすめのお守り

王子神社では、開運厄除のご利益にちなんだお守りが人気です。

  • 開運厄除守: 王子大神のご神徳をいただき、災いを退け、運を開くためのお守りです。
  • 御髪守(みかみまもり): 摂社・関神社にちなみ、髪の健康や発毛を願うお守り。理容・美容師の方にも人気です。

王子神社へのアクセス・駐車場情報

王子神社は、複数の路線が乗り入れる王子駅からのアクセスが非常に良好です。

電車でのアクセス

  • JR京浜東北線: 「王子駅」北口より徒歩約3分
  • 東京メトロ南北線: 「王子駅」1番出口より徒歩約3分
  • 都電荒川線(東京さくらトラム): 「王子駅前停留場」より徒歩約5分

車でのアクセス・駐車場

参拝者用の駐車場が数台分用意されていますが、満車の場合も多いため注意が必要です。公共交通機関の利用が推奨されますが、車で訪れる際は、近隣のコインパーキングの利用もご検討ください。

Googleマップ

王子神社とあわせて巡りたい周辺スポット

王子神社周辺は、自然や歴史、グルメを楽しめるスポットが充実しています。

おすすめランチ・カフェ

  • 扇屋(玉子焼): 落語『王子の狐』にも登場する老舗の玉子焼店。甘くふっくらとした玉子焼は、お土産にもランチにもぴったりです。
  • きつねや(うどん): 王子稲荷神社近くのうどん店。こちらも落語にちなんだ「きつねうどん」が名物です。

立ち寄り観光スポット

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音無親水公園
  • 音無親水公園: 王子神社のすぐそばを流れる石神井川(音無川)沿いに整備された公園。「日本の都市公園100選」にも選ばれており、水辺の散策が心地よい空間です。
  • 飛鳥山公園: 徳川吉宗が桜を植えたことで知られる桜の名所。園内には博物館もあり、四季を通じて楽しめます。
  • 王子稲荷神社: 王子神社とともに王子を代表する神社。関東一円の狐が集まったという伝説が残る、稲荷信仰の拠点です。

まとめ:王子神社で開運厄除のご神徳をいただこう

東京十社の一社として、また「王子」の地名の由来となった王子神社は、都心にありながらも豊かな緑と歴史に触れられるパワースポットです。開運厄除の強いご神徳はもちろん、摂社・関神社での髪の健康祈願など、多くの魅力にあふれています。アクセスも良好ですので、ぜひ一度足を運び、その清らかな空気とご神徳を感じてみてはいかがでしょうか。

王子神社に関するよくある質問(FAQ)

(Q) ご祈祷は予約が必要ですか? (A) 公式サイトによると、個人のご祈祷(開運厄除、安産祈願、初宮詣など)は予約不要で、毎日9:00から16:30まで随時受付されています。ただし、会社・団体でのご祈祷は予約が必要です。

(Q) 駐車場はありますか? (A) 参拝者用の無料駐車場が数台分ありますが、台数が限られています。満車の場合は、近隣のコインパーキングをご利用ください。

(Q) 「髪の毛」に関するご利益があると聞きました。 (A) はい、境内の摂社「関神社」は日本で唯一の「髪の祖神」をお祀りしています。理容・美容関係者や、髪の健康(発毛、美髪など)を願う方々から篤く信仰されており、「毛塚」や髪の健康を守る「御髪守」もあります。

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