【川崎大師 平間寺】厄除けのご利益と見どころを解説!アクセス、御朱印、お守り情報まで(川崎市)

「厄除けのお大師さま」として、全国的に広く知られる川崎大師平間寺(かわさきだいし へいけんじ)。特に初詣の時期には、日本有数の参拝者数を誇ることで有名です。この記事は、川崎大師平間寺の公式サイトおよび関連情報を基に、その魅力と参拝情報を網羅的に解説します。 御本尊のご利益から、大本堂や八角五重塔といった境内の見どころ、御朱印、お守り、アクセス方法まで、参拝前に知っておきたい情報を詳しくご紹介します。

川崎大師 平間寺とは?まず知りたい基本情報

【項目】【お寺情報】
山号・寺号金剛山 金乗院 平間寺(こんごうさん きんじょういん へいけんじ)
所在地神奈川県川崎市川崎区大師町4-48
宗派真言宗智山派(大本山)
御本尊厄除弘法大師(やくよけこうぼうだいし)
主なご利益厄除け(災厄消除)、家内安全、商売繁昌、健康長寿、交通安全、諸願成就
創建 / 開山大治5年(1130年) ※縁起による。寺号は永治元年(1141年)とされる。
参拝・拝観時間大本堂開扉時間:午前6時~午後5時30分 (4月~9月は午前5時30分~午後6時)※時期により変動あり
拝観料境内無料
公式サイトhttps://www.kawasakidaishi.com/

川崎大師平間寺の御本尊(ごほんぞん)とご利益

御本尊:厄除弘法大師

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川崎大師平間寺の御本尊は、「厄除弘法大師(やくよけこうぼうだいし)」の尊像です。これは、宗祖である弘法大師(空海)ご自身が彫られたと伝わる尊いお像です。

平安時代末期、平間兼乗(ひらま かねのり)という武士が、無実の罪で故郷を追われ川崎の地で漁師をしていました。42歳の厄年にあたる年、夢のお告げに従い海に網を打ったところ、この弘法大師の木像を引き揚げました。この尊像こそが、現在の御本尊です。

主なご利益

御本尊の由来から、川崎大師は古来より「厄除けのお大師さま」として篤い信仰を集めてきました。最も中心となるご利益は厄除け(災厄消除)です。

毎日修行される「お護摩(ごま)」祈祷では、厄除けのほか、以下のような様々な願い事(願意)を祈願することができます。

  • 家内安全
  • 商売繁昌
  • 開運満足
  • 健康長寿
  • 交通安全
  • 学業成就・合格祈願
  • 良縁成就

川崎大師平間寺の歴史と縁起(えんぎ)

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川崎大師平間寺の創建は、平安時代末期にさかのぼります。 尾張国の武士であった平間兼乗は、無実の罪によりこの地に流されました。彼は日夜、自身の厄年(42歳)にあたり、厄除けの祈願を続けていました。

するとある夜、高僧が夢枕に立ち「私の像が海中に沈んでいる。それを引き揚げて供養すれば、あなたの災厄は消え去るだろう」と告げました。兼乗が早速海に出て網を打つと、夢のお告げ通りに弘法大師の木像が引き揚げられました。

兼乗は小さなお堂を建て、その尊像を安置しました。これが川崎大師平間寺の始まりです。その後、この話を聞いた高野山の尊賢上人(そんけんしょうにん)がこの地を訪れ、兼乗と力を合わせて寺院を建立し、「金剛山 金乗院 平間寺」と号しました。

江戸時代には、11代将軍・徳川家斉が厄除け祈願に訪れたことなどから、江戸庶民の間で「厄除けのお大師さま」としての信仰が爆発的に広まりました。

川崎大師平間寺の境内の見どころ

大本堂(だいほんどう)

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川崎大師の祈りの中心となるお堂です。昭和39年(1964年)に落慶した建物で、堂内には御本尊・厄除弘法大師が奉安されています。厄除けをはじめとする諸願成就を祈願する「お護摩」は、毎日この大本堂で修行されています。

八角五重塔(はっかくごじゅうのとう)

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昭和59年(1984年)に落慶した、境内でひときわ目を引く美しい塔です。八角形は「包容力」「完全性」を象徴するとされ、真言宗の教えを体現しています。毎月21日のご縁日と、毎月第1日曜日に内部が拝観可能です。

大山門(だいさんもん)

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昭和52年(1977年)に落慶した川崎大師の総門です。門の四方には京都・東寺の国宝「四天王像」を模刻した持国天(東)、増長天(南)、広目天(西)、多聞天(北)の四天王像が奉安され、参拝者を迎えます。

霊木「奇跡のイチョウ」

大本堂の近くにある、樹齢約800年ともいわれる大イチョウです。昭和20年(1945年)の川崎大空襲により、境内の諸堂と共に幹の大半を焼失しましたが、戦後に奇跡的に蘇りました。その生命力から、健康長寿や再生のパワースポットとして信仰されています。

川崎大師平間寺の主なお堂

不動堂(ふどうどう)

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大山門をくぐってすぐ右手にあるお堂で、成田山新勝寺の御本尊・不動明王のご分躰(わけみたま)が奉安されています。「関東三十六不動霊場」の第七番札所にもなっています。

福徳稲荷堂(ふくとくいなりどう)

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五穀豊穣、商売繁昌のご利益があるとされるお稲荷さまです。このお堂は、川崎大空襲の際、境内で唯一焼失を免れた貴重な建物であり、そのことからも篤い信仰を集めています。

聖徳太子堂(しょうとくたいしどう)

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日本の仏教興隆の祖である聖徳太子をお祀りするお堂です。建築関係者や職人の方々からの信仰が篤いことで知られています。

川崎大師平間寺の御朱印とお守り・授与品

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御朱印の種類と受付時間・志納料

川崎大師の御朱印は、大本堂でのお護摩祈祷の受付などを行う「護持志納受付所(ごじしのうけつけしょ)」(お護摩受付所の建物1階)でいただけます。

  • 御朱印(御本尊・厄除弘法大師): 志納料 300円
  • 御朱印(不動明王): 不動堂でいただけます。
  • 御朱印(薬師如来): 薬師殿でいただけます。

受付時間は、大本堂の開扉時間に準じます(通常 午前6時~午後5時30分頃)。

すすめのお守り・授与品

お守り・授与品は、大本堂前のお授け所などでいただくことができます。すべて御本尊のご宝前で祈祷されたものです。

  • 厄除御守: 最も代表的なお守り。厄年の方や災難除けに。
  • 身代守(みがわりまもり): 病気や怪我など、降りかかる災いをお大師さまが身代わりとなって受けてくださるお守り。
  • 開運御守: 運を開き、努力を後押ししてくれるお守り。
  • 御土砂御守(おどしゃおまもり): 四国八十八ヶ所霊場のお砂が入ったお守りで、健脚・健康のご利益があるとされます。
  • しょうづか べっぴん守: 境内にある「しょうづかの婆さん」にちなんだお守りで、美や良縁を願う女性に人気です。

川崎大師平間寺へのアクセス・駐車場情報

電車でのアクセス

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  • 京急大師線「川崎大師駅」より徒歩約8分
    • (京急川崎駅からの乗り換えが便利です)

バスでのアクセス

  • JR川崎駅東口バス乗り場より
    • 川崎鶴見臨港バス「川23系統 大師行き」にて「大師」バス停下車、徒歩約8分

車でのアクセス・駐車場

  • 首都高速 神奈川1号横羽線「大師IC」より約1分
  • 首都高速 湾岸線「東扇島IC」または「大黒ふ頭IC」より約15分

<駐車場> 川崎大師には、参拝者専用の無料駐車場が完備されています。

  1. 自動車交通安全祈祷殿 駐車場: 約700台(平間寺まで徒歩約10分)
  2. 平間寺 駐車場(大山門横): 約100台

正月などの大変な混雑時を除き、車でのアクセスも非常に便利です。

Googleマップ

[神奈川県川崎市川崎区大師町4-48]

川崎大師平間寺とあわせて巡りたい周辺スポット

おすすめランチ・カフェ(仲見世通り)

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大山門から川崎大師駅まで続く「仲見世通り」は、参拝後の楽しみの一つです。

  • とんとこ飴: 軽快な包丁の音とともに飴を切る「飴切り」の実演は名物です。「評判堂」などが有名。
  • くず餅: 川崎大師の名物グルメ。弾力のある食感と黒蜜・きな粉の相性が抜群です。「住吉」などが知られています。
  • 松月庵: 仲見世通りにあるお蕎麦屋さん。参拝後のお食事に定番です。

立ち寄り観光スポット

  • 大師公園(だいしこうえん): 川崎大師に隣接する大きな公園。園内には中国庭園「瀋秀園(しんしゅうえん)」もあり、散策にぴったりです。

まとめ:川崎大師平間寺で厄除けのご利益をいただこう

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「厄除けのお大師さま」として、多くの人々の信仰を集め続ける川崎大師平間寺。その篤い信仰は、平間兼乗の縁起から今日まで受け継がれています。大本堂でのお護摩祈祷で力強いご利益をいただくのはもちろん、八角五重塔や戦災から蘇ったイチョウなど、境内の見どころもぜひゆっくりと巡ってみてください。仲見世通りでの名物グルメも、参拝の大きな楽しみとなるでしょう。

川崎大師平間寺に関するよくある質問(FAQ)

(Q) ご祈祷は予約が必要ですか? (A) 厄除けの「お護摩」祈祷は、毎日時間を決めて修行されており、予約は不要です。大本堂前の受付で当日お申し込みください。詳しいお護摩の時間は公式サイトで確認できます。

(Q) ペットと一緒にお参りできますか? (A) 公式サイトのオンラインストア情報によると、ペットの名前で「身上安全」の祈祷(お護摩札の授与)は受け付けています。ただし、ペットを連れて境内やお堂に入る(同伴参拝)ことについては、ルールが異なる場合があるため、事前に寺務所へ確認することをおすすめします。

(Q) 駐車場はありますか? (A) はい、参拝者専用の無料駐車場が2箇所(自動車交通安全祈祷殿に約700台、平間寺に約100台)用意されています。

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