【金王八幡宮】出世・子授けのご利益と渋谷区指定文化財の社殿を解説!アクセス、御朱印、お守り情報まで(渋谷)

渋谷の喧騒から少し歩いた場所に、都内有数のパワースポットとして知られる「金王八幡宮(こんのうはちまんぐう)」が鎮座しています。ここは徳川将軍家の信仰も篤く、特に「出世運」や「子授け」のご利益で有名な、歴史ある神社です。

この記事は、金王八幡宮の公式サイトおよび関連情報を基に、その歴史、ご利益、境内の見どころからアクセス方法、御朱印、お守りの情報まで、参拝前に知りたい情報を網羅的に解説します。渋谷の地名の由来ともなったとされるこの神社で、静かな時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。

金王八幡宮とは?まず知りたい基本情報

金王八幡宮は、渋谷の地に1000年近く鎮座する、渋谷区最古の神社です。「渋谷」という地名の由来になったとも言われる渋谷氏の祖が創建しました。江戸時代には三代将軍・徳川家光公の信仰を受け、そのご利益から「出世の八幡様」として広く知られています。

【項目】【神社情報】
正式名称金王八幡宮(こんのうはちまんぐう)
所在地〒150-0002 東京都渋谷区渋谷3-5-12
御祭神応神天皇(おうじんてんのう)
主なご利益立身出世、子授け、交通安全、武運長久、厄除開運
創建寛治6年(1092年)
参拝時間9:00~17:00(社務所・授与所) ※境内への参拝は時間外も可能ですが、早朝・夜間はご配慮ください。
授与所時間9:00~17:00
公式サイトhttps://www.konno-hachimangu.jp/

金王八幡宮の御祭神とご利益

金王八幡宮は、その由緒から強力なご利益をいただけると信仰されています。

主祭神:応神天皇(八幡神)

御祭神は第15代天皇である応神天皇で、「八幡神(やはたのかみ)」として知られています。古くから武運の神様として、源氏をはじめとする多くの武家から篤い崇敬を受けてきました。

主なご利益

  • 立身出世・武運: 徳川家光公の乳母であった春日局が、家光公の将軍就任を祈願し、見事成就したという逸話から、強力な「出世運」のご利益があるとされています。ビジネスマンやキャリアアップを目指す方におすすめです。
  • 子授け: 創建者の一族である渋谷重家に子がなかった際、当八H2: 金王八幡宮とあわせて巡りたい周辺スポット
  • 交通安全: 神社の前を通る「八幡通り(旧鎌倉街道)」や、北側を走る「青山通り(旧大山街道)」が古くからの交通の要所であったことから、交通安全のご利益も篤く信仰されています。

金王八幡宮の歴史と由緒

金王八幡宮の歴史は古く、平安時代後期の寛治6年(1092年)にまで遡ります。 当時この地を治めていた河崎基家(渋谷氏の祖)によって創建されました。当初は「渋谷八幡」と呼ばれていました。

神社の名前が「金王」となったのは、基家の子・重家にまつわる逸話が由来です。 子宝に恵まれなかった重家が当宮に熱心に祈願したところ、金剛夜叉明王が妻の胎内に宿る夢を見、無事に男子を授かりました。この子が「金王丸」と名付けられ、後の源平合戦で活躍したことから、いつしか「金王八幡宮」と呼ばれるようになったと伝えられています。

江戸時代には、三代将軍・徳川家光の将軍職継承を春日局らが祈願し成就したため、徳川家の庇護を受け、現在の荘厳な社殿が造営されました。

金王八幡宮の境内の見どころ

渋谷の都心にありながら、豊かな緑と歴史的な建造物が多く残る境内は、見どころに溢れています。

社殿(本殿・拝殿)

現在の社殿は、慶長17年(1612年)に徳川家光公の寄進によって造営されたものです。江戸時代初期の神社建築様式である「権現造り」の貴重な遺構であり、虎や龍などの精緻な彫刻が見事です。渋谷区指定有形文化財にも登録されています。

神門

社殿と同じく江戸時代に建立された神門も、渋谷区指定有形文化財です。朱塗りの美しい門が、参拝者を厳かな空間へと導きます。

金王桜(こんのうざくら)

源頼朝が、金王丸の忠義を偲んで鎌倉から移植させたと伝わる桜です。一枝に一重と八重の花が混じって咲く非常に珍しい品種で、渋谷区指定天然記念物に指定されています。春の開花時期には多くの参拝者の目を楽しませます。

金王丸御影堂

境内にある末社の一つで、金王丸(渋谷金王丸常光)が祀られています。金王丸が17歳で保元の乱へ出陣する際、自身の姿を彫刻して母に残したとされる木像が納められています。

金王八幡宮の摂社・末社

境内には、本殿以外にもご利益をいただけるお社があります。ぜひあわせてお参りしましょう。

玉造稲荷神社

御祭神は宇賀御魂命(うかのみたまのみこと)で、金運アップや商売繁盛のご利益があるとして信仰されています。

御嶽神社(みたけじんじゃ)

開運や商売繁盛のご利益があるとされるお社です。

金王八幡宮の御朱印とお守り

御朱印の種類と受付時間

御朱印は、社務所の授与所(9:00~17:00)にていただくことができます。力強い「金王八幡宮」の墨書きが特徴的な御朱印です。 ※初穂料や種類(期間限定など)については、現地にてご確認ください。

おすすめのお守り

金王八幡宮には、出世運や子授け、交通安全のお守りをはじめ、様々なお守りがあります。

  • 空御守(そらおまもり): 特に人気なのが、渋谷のランドマーク「SHIBUYA SKY」とコラボレーションした「空御守」です。渋谷で最も空に近い場所で御霊入れの神事が行われた特別なお守りで、5つの色から選べます(初穂料 各1,500円)。

金王八幡宮へのアクセス・駐車場情報

電車でのアクセス

  • JR・東京メトロ・東急東横線・田園都市線・京王井の頭線
    • 「渋谷駅」出口C1より徒歩5分
    • JR渋谷駅 新南口より徒歩5分
    • 渋谷ヒカリエ、渋谷ストリーム方面からアクセスしやすい立地です。

車でのアクセス・駐車場

  • 専用駐車場はありません。
  • 車でお越しの場合は、神社周辺のコインパーキングをご利用ください。渋谷駅周辺のため、駐車料金は高めに設定されている場合が多いです。

Googleマップ

[東京都渋谷区渋谷3-5-12]

金王八幡宮とあわせて巡りたい周辺スポット

参拝後は、渋谷の街を散策するのもおすすめです。

おすすめランチ・カフェ

  • 茶亭羽當(さていはとう): 渋谷駅東口にある、昭和レトロな雰囲気で知られる人気の喫茶店。こだわりのコーヒーと自家製ケーキが楽しめます。
  • 珈琲館 渋谷店: 金王八幡宮から徒歩すぐの場所にある喫茶店。参拝後の休憩に便利です。
  • 渋谷ストリーム・渋谷ヒカリエ: 神社からも近い大型商業施設。レストランフロアが充実しており、ランチの選択肢が豊富です。

立ち寄り観光スポット

  • SHIBUYA SKY(渋谷スカイ): 渋谷スクランブルスクエアの屋上にある展望施設。「空御守」の御霊入れが行われた場所でもあり、渋谷の街を一望できます。
  • 豊川稲荷東京別院(とよかわいなりとうきょうべついん): 金王八幡宮からは少し離れますが(赤坂見附)、同じく強力なパワースポットとして知られています。

まとめ:金王八幡宮で出世・子授けのご神徳をいただこう

渋谷のど真ん中にありながら、静かで厳かな空気に包まれた金王八幡宮。徳川将軍家も信仰した「出世運」や、神社の名の由来となった「子授け」のご利益は、現代に生きる私たちにとっても大きな力となってくれるはずです。

渋谷区指定文化財の荘厳な社殿や、珍しい金王桜など、歴史的な見どころも多い金王八幡宮へ、ぜひ一度足を運んでみてください。

金王八幡宮に関するよくある質問(FAQ)

(Q) ご祈祷は予約が必要ですか? (A) はい、お電話(03-3407-1811)または授与所にてご予約を受け付けています。当日受付も可能ですが、予約された方が優先となりますので、事前のご予約をおすすめします。

(Q) 駐車場はありますか? (A) 参拝者専用の駐車場はありません。恐れ入りますが、お車の場合は周辺のコインパーキングをご利用ください。

(Q) ご祈祷中の撮影は可能ですか? (A) はい、金王八幡宮では御祈祷中の撮影が可能です。ただし、他の参拝者のご迷惑にならないようご配慮ください。

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