【水天宮】安産祈願と子授けのご利益を解説!アクセス、御朱印、お守り情報まで(東京・日本橋)

東京都中央区・日本橋に鎮座する「水天宮」。古くから安産と子授けの神様として篤い信仰を集め、特に「戌の日」には多くの妊婦さんやご家族が参拝に訪れます。 この記事は、水天宮の公式サイトおよび関連情報を基に、水天宮の歴史やご利益、境内の見どころ、アクセス方法まで、その魅力と参拝情報を網羅的に解説します。安産祈願や子授け祈願で訪れたい方はもちろん、日本橋周辺で訪れるべき神社を探している方も、ぜひ参考にしてください。

水天宮とは?まず知りたい基本情報

水天宮は、江戸時代から続く安産・子授けの信仰の中心地です。その歴史は、福岡県久留米市にある全国総本宮水天宮に遡ります。まずは、東京・日本橋の水天宮の基本情報を確認しましょう。

【項目】【神社情報】
正式名称水天宮(すいてんぐう)
所在地〒103-0014 東京都中央区日本橋蛎殻町2-4-1
御祭神天御中主大神(あめのみなかぬしのおおかみ)
安徳天皇(あんとくてんのう)
建礼門院(けんれいもんいん)
二位ノ尼(にいのあま)
主なご利益安産、子授け、水難守護、家内安全
創建文政元年(1818年) ※江戸・三田に鎮座
(現在地への鎮座は明治5年(1872年))
参拝時間7:00~18:00
授与所時間8:00~18:00 (ご祈祷受付は8:30~15:30 ※戌の日などは変更の場合あり)
公式サイトhttps://www.suitengu.or.jp/

水天宮の御祭神とご利益

主祭神:天御中主大神

水天宮の主祭神である天御中主大神(あめのみなかぬしのおおかみ)は、日本神話において天地開闢(世界のはじまり)の際に最初に出現した神様であり、宇宙の根源とされる最高神です。 すべての生命の源であることから、安産や子授け、そして命を守る神様として深く信仰されています。

主なご利益

最も有名なご利益は**「安産」「子授け」です。 御祭神の安徳天皇は幼くして即位され、その母である建礼門院、祖母である二位ノ尼とともに祀られていることから、特に母子の守護神として篤い信仰を集めています。 また、その名の通り「水」にまつわる神様であることから、水難守護や火災除け**、家内安全などのご利益もあるとされています。

寳生辨財天(日本橋七福神)

境内には「寳生辨財天(ほうしょうべんざいてん)」も祀られています。こちらは日本橋七福神の一つであり、金運芸事上達学業成就のご利益があるとされています。

水天宮の歴史と由緒

東京の水天宮の歴史は、文政元年(1818年)、筑後久留米藩(現在の福岡県)の第9代藩主・有馬頼徳(ありまよりのり)公が、久留米水天宮の御分霊を江戸・三田の藩邸に勧請(かんじょう)したことに始まります。 当時から安産のご利益で評判となり、一般の参拝希望者が後を絶たなかったため、藩では毎月5のつく日に限り邸内を開放して参拝を許可していました。「情け有馬の水天宮」という言葉が生まれるほど、江戸の庶民に親しまれていたことがわかります。 明治維新後、明治5年(1872年)に現在の日本橋蛎殻町へ移転し、現在に至るまで多くの人々の信仰を集め続けています。

水天宮の境内の見どころ

現代的な建物でありながら、神聖な雰囲気に満ちた水天宮。境内にはご利益をいただけるパワースポットが点在しています。

子宝いぬ(こだからいぬ)

社殿の横にある、愛らしい親子の犬の像です。犬は多産でお産が軽いことから、安産の象… (※「象徴」が途切れています。正しくは「安産の象徴とされています。」)安産の象徴とされています。 この像の周りには十二支の玉が配置されており、自分の干支の玉を撫でることで、安産、子授け、無事な成長などのご利益をいただけると言われています。

安産子育河童(あんざんこそだてかっぱ)

手水舎の近くにいる、母河童、父河童、子河童の像です。水天宮の御祭神が水と縁が深いことから、河童も水の精として大切にされています。 子河童の胸や肩、母河童の頭などに水をかけて祈願することで、安産や子供の無事な成長、水難除けのご利益があるとされています。

寳生辨財天(ほうしょうべんざいてん)

前述の通り、日本橋七福神の一柱として金運や芸事のご利益で知られます。都心にいながら清らかな水が流れる場所に鎮座しており、多くの参拝者が訪れます。

水天宮の摂社・末社

境内には、水天宮の主祭神を補佐する神々や、ゆかりの深い神々を祀る摂社・末社があります。

  • 火風神社(ひふうじんじゃ): 火防(ひぶせ)、風防(かぜよけ)の神様が祀られています。
  • 髙尾神社(たかおじんじゃ)
  • 秋葉神社(あきばじんじゃ)

参拝の際には、これらの神社にもぜひ手を合わせてみてください。

水天宮の御朱印とお守り

御朱印の種類と受付時間

水天宮では御朱印をいただくことができます。感染症対策等の理由から、現在は紙(書き置き)での授与が基本となっている場合があります。 また、境内社の「寳生辨財天」の御朱印もいただけます。 受付時間は授与所と同じく8:00~18:00ですが、混雑状況によって変更になる可能性もあるため、公式サイトで確認することをおすすめします。

おすすめのお守り

水天宮ならではのお守りが多数用意されています。

  • 御子守帯(みすずおび): 安産祈願の象徴ともいえる腹帯(さらし)です。ご祈祷を受けた方に授与されるほか、授与所でも受けることができます。
  • 子授け御守: 子宝を願う方のためのお守りです。
  • 安産御守: 戌の日だけでなく、ご家族や友人のために買い求める方も多い人気のお守りです。

水天宮へのアクセス・駐車場情報

電車でのアクセス

  • 東京メトロ 半蔵門線: 「水天宮前駅」5番出口直結
  • 東京メトロ 日比谷線: 「人形町駅」A1出口より徒歩約6分
  • 都営地下鉄 浅草線: 「人形町駅」A3出口より徒歩約8分
  • 都営地下鉄 新宿線: 「浜町駅」A2出口より徒歩約12分

車でのアクセス・駐車場

水天宮の境内(1階部分)に参拝者用の有料駐車場(タイムズ)があります。(約40台) ただし、戌の日や大安の週末は大変混雑し、満車で駐車できないことがほとんどです。周辺のコインパーキングも混雑が予想されるため、できるだけ公共交通機関の利用をおすすめします。

  • 首都高速道路(箱崎JCT)「浜町出口」「箱崎出口」からが便利です。

Googleマップ

[東京都中央区日本橋蛎殻町2-4-1]

水天宮とあわせて巡りたい周辺スポット

水天宮のある日本橋・人形町エリアは、江戸情緒が残る魅力的な街です。

おすすめランチ・カフェ

  • 人形町甘酒横丁: 水天宮から徒歩数分の場所にある商店街。老舗のたい焼き屋「柳屋」や、ほうじ茶専門店「森乃園」のカフェ、美味しい親子丼で有名な「玉ひで」など、グルメスポットが満載です。

立ち寄り観光スポット

  • 小網神社(こあみじんじゃ): 水天宮からもほど近い、強運厄除で非常に有名な神社です。「東京銭洗い弁天」としても知られ、金運アップを願う多くの参拝者で賑わっています。水天宮とあわせて参拝する「はしご参拝」も人気です。

まとめ:水天宮で安産と子授けのご神徳をいただこう

東京・日本橋の水天宮は、安産と子授けを願う人々にとって、古くから心の拠り所であり続ける特別な場所です。近代的な社殿の中にも、その歴史と篤い信仰が息づいています。 境内の「子宝いぬ」や「安産子育河童」に願いを込め、日本橋七福神の「寳生辨財天」で金運アップも祈願する。そして、下町情緒あふれる人形町の街歩きも楽しむ。 ぜひ水天宮を訪れて、そのあたたかく力強いご神徳を感じてみてください。

水天宮に関するよくある質問(FAQ)

(Q) 安産祈願のご祈祷は予約が必要ですか? (A) いいえ、水天宮のご祈祷は予約制ではありません。参拝当日に、授与所の受付時間内(8:30~15:30頃)に直接お申し込みください。

(Q) 戌の日以外でも安産祈願はできますか? (A) はい、安産祈願のご祈祷は毎日行っています。戌の日は非常に混雑するため、妊婦さんの体調を最優先し、戌の日以外に参拝される方も多くいらっしゃいます。ただし、戌の日は混雑緩和のため、昇殿できる人数が制限される(妊婦さんご本人のみ、または付き添い1名までなど)場合がありますのでご注意ください。

(Q) 駐車場はありますか? (A) はい、境内に参拝者用の有料駐車場(約40台)がございます。ただし、戌の日や土日祝日は早朝から満車になることが多く、駐車できない可能性が非常に高いです。公共交通機関のご利用を強くおすすめします。

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