【虎ノ門金比羅宮】商売繁盛・仕事運と縁結びのご利益を解説!アクセス、御朱印、お守り情報まで(東京・虎ノ門)

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東京・虎ノ門のオフィス街に鎮座し、「虎ノ門のこんぴらさん」として親しまれる「虎ノ門金比羅宮」。商売繁盛や仕事運アップ、さらには強力な縁結びのご利益でも知られる、都内有数のパワースポットです。 この記事は、虎ノ門金比羅宮の公式サイトおよび関連情報を基に、その歴史、ご利益、見どころ、そして御朱印やアクセス方法まで、参拝の魅力を網羅的に解説します。

虎ノ門金比羅宮とは?まず知りたい基本情報

虎ノ門金比羅宮(とらのもんことひらぐう)は、四国の金刀比羅宮(ことひらぐう)を江戸に勧請(かんじょう)した神社です。江戸城の裏鬼門を守る重要な神社として、また海上安全や商売繁盛の神様として、古くから多くの人々の信仰を集めてきました。

【項目】【神社情報】
正式名称金刀比羅宮 (通称: 虎ノ門金比羅宮)
所在地〒105-0001 東京都港区虎ノ門1-2-7
御祭神大物主神(おおものぬしのかみ)、崇徳天皇(すとくてんのう)
主なご利益商売繁盛、仕事運上昇、海上安全、交通安全、家内安全、縁結び
創建万治3年(1660年)
参拝時間境内自由
授与所時間【平日】9:00~17:00 【土日祝】9:00~16:00
公式サイトhttp://www.kotohira.or.jp/

虎ノ門金比羅宮の御祭神とご利益

主祭神:大物主神と崇徳天皇

虎ノ門金比羅宮の主祭神は、大物主神(おおものぬしのかみ)です。大物主神は、国造りの神様である大国主神(おおくにぬしのかみ)の別の側面(和魂・幸魂)ともされ、万能なご利益を持つとされています。 また、崇徳天皇(すとくてんのう)もあわせて祀られています。

主なご利益

ご利益は多岐にわたりますが、特に以下のご利益で知られています。

  • 商売繁盛・仕事運上昇: 江戸時代から商業の神様として信仰が篤く、現代でも虎ノ門・霞が関というビジネス街の中心で、多くのビジネスパーソンが商売繁盛や仕事運アップを祈願に訪れます。
  • 海上安全・交通安全: 「こんぴらさん」の総本宮(香川県)と同様に、海の神様として海上安全や大漁満足のご利益が有名です。現在では「交通安全」のご利益としても信仰されています。
  • 縁結び: 後述する摂社「結神社」のご利益により、良縁を求める人々からも篤い信仰を集めています。

虎ノ門金比羅宮の歴史と由緒

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虎ノ門金比羅宮の歴史は、江戸時代の万治3年(1660年)に始まります。 讃岐(現在の香川県)丸亀藩の藩主であった京極高和(きょうごくたかかず)が、自領の金刀比羅大神を江戸藩邸(当時は三田)に邸内社としてお祀りしたのが起源です。

その後、延宝7年(1679年)に藩邸が現在の虎ノ門の地に移転するのに伴い、神社も一緒に遷座しました。江戸城の裏鬼門(南西の方角)にあたるこの地で、江戸の町を守る重要な役割を担うこととなります。

江戸時代、毎月10日のみ一般の参拝が許された「縁日」には、江戸中から多くの人々が参拝に訪れ、大変な賑わいを見せたといいます。その伝統は今も受け継がれ、毎月10日は縁日として親しまれています。

虎ノ門金比羅宮の境内の見どころ

オフィスビルに囲まれた都会的な立地ながら、境内には歴史を感じさせる見どころが点在しています。

四神の彫刻が施された「銅鳥居」

まず目に入るのが、文政4年(1821年)に奉納された重厚な「銅鳥居(どうとりい)」です。鳥居の柱には、四神(青龍・白虎・朱雀・玄武)の精緻な彫刻が施されており、一見の価値があります。港区の指定有形文化財にも登録されています。

荘厳な「社殿」

現在の社殿は、昭和26年(1951年)に再建された権現造りの建物です。近代日本を代表する建築史家・伊東忠太が設計の監修に携わっており、伝統的な技法と近代的な感覚が融合した荘厳な雰囲気を醸し出しています。

百度参りの「百度石」

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社殿の右手前には「百度石(ひゃくどいし)」があります。これは元治元年(1864年)に奉納されたもので、ここを起点に社殿への往復を百回繰り返す「お百度参り」に使われました。今も篤い信仰の歴史を伝えています。

虎ノ門金比羅宮の摂社・末社

縁結びの「結神社(むすびじんじゃ)」

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虎ノ門金比羅宮で特に注目したいのが、本殿に向かって右側にある摂社「結神社」です。 その名の通り、縁結びにご利益があるとして、江戸時代から良縁を願う多くの女性たちに篤く信仰されてきました。

ここでは、江戸時代の風習に則った特別な祈願方法があります。

<良縁祈願の方法>

  1. まず、社務所(授与所)で「良縁祈願セット」(初穂料800円)を受けます。
  2. セットに入っている「良縁祈願紐(ひも)」に、心からの願いを込めます。
  3. 結神社の御神前にある結び台に、その祈願紐をしっかりと結び付けます。
  4. 最後に、御神前にて「二拝二拍手一拝」の作法で改めて良縁を祈願します。

悪縁を切り、良縁を結ぶご利益があるとして、現代でも多くの参拝者が訪れるパワースポットです。

虎ノ門金比羅宮の御朱印とお守り

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御朱印の種類と受付時間

御朱印は、社殿の左側にある社務所(授与所)でいただけます。 「虎ノ門金比羅宮」の墨書きと御神紋が押された、シンプルで力強い御朱印です。

  • 受付時間:
    • 【平日】9:00~17:00
    • 【土日祝】9:00~16:00

おすすめのお守り

商売繁盛や仕事運のご利益で知られる虎ノ門金比羅宮ならではのお守りがあります。

  • 仕事運上昇(カード型お守り): ビジネス街の神社らしく、お財布やカードケースに入れやすいカード型のお守りが人気です。
  • 良縁祈願セット: 前述の「結神社」で祈願するためのセットです。お守りも含まれています。
  • 金運・開運お守り: 「こんぴらさん」の象徴でもある、金色の丸い「金」の字が印象的なお守りも人気です。

虎ノ門金比羅宮へのアクセス・駐車場情報

電車でのアクセス

アクセスは非常に便利で、公共交通機関の利用が推奨されます。

  • 東京メトロ 銀座線:「虎ノ門駅」2a出口より 徒歩1分
  • 東京メトロ 丸ノ内線・日比谷線・千代田線:「霞ケ関駅」A13出口より 徒歩約5分
  • 東京メトロ 日比谷線:「虎ノ門ヒルズ駅」B4出口より 徒歩約3分

車でのアクセス・駐車場

神社専用の参拝者駐車場はありません。 車で訪れる場合は、周辺のコインパーキングを利用する必要がありますが、虎ノ門エリアは料金が高めのためご注意ください。

Googleマップ

[東京都港区虎ノ門1-2-7]

虎ノ門金比羅宮とあわせて巡りたい周辺スポット

おすすめランチ・カフェ

参拝の前後には、虎ノ門エリアでのランチも楽しみの一つです。

  • 虎ノ門ヒルズ: 神社から徒歩すぐの「虎ノ門ヒルズ」には、話題のレストランやカフェが多数入っています。
  • ロメスパ・バルボア: B級グルメとして有名な「焼きスパゲッティ」の専門店。虎ノ門で働くビジネスパーソンにも人気のお店です。

立ち寄り観光スポット

  • 日枝神社(車で約5分): 同じく都心の高台に鎮座する大社。仕事運や縁結びのご利益で知られ、「猿」が神様の使い(神猿)として有名です。
  • 愛宕神社(徒歩で約10分): 急な石段「出世の石段」で有名な神社。こちらも仕事運アップのパワースポットとして人気です。

【日枝神社】仕事運・縁結びのご利益と御祭神を解説!アクセス、御朱印、お守り情報

【愛宕神社】出世の石段のご利益と見どころを解説!アクセス、御朱印、お守り情報

まとめ:虎ノ門金比羅宮で商売繁盛と良縁のご神徳をいただこう

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虎ノ門金比羅宮は、オフィス街の真ん中にありながら、江戸時代から続く篤い信仰を今に伝える神社です。 強力な商売繁盛・仕事運のご利益はもちろん、摂社「結神社」での縁結び祈願も魅力です。 虎ノ門を訪れた際は、都会のオアシスで「こんぴらさん」のご神徳をいただき、仕事もプライベートも良いご縁に恵まれるよう祈願してみてはいかがでしょうか。

虎ノ門金比羅宮に関するよくある質問(FAQ)

(Q) 参拝時間に決まりはありますか? (A) 境内の参拝は基本的に自由です。ただし、御朱印やお守り、ご祈祷の受付を行う授与所(社務所)は、平日9:00~17:00、土日祝は9:00~16:00となっています。

(Q) 駐車場はありますか? (A) 参拝者専用の駐車場はありません。公共交通機関(東京メトロ虎ノ門駅から徒歩1分)のご利用が最も便利です。お車の場合は、周辺のコインパーキングをご利用ください。

(Q) ご祈祷は予約が必要ですか? (A) 虎ノ門金比羅宮では、商売繁盛や家内安全、厄除けなどのご祈祷を受け付けています。予約については、祭典行事などにより対応が異なる場合があるため、事前に公式サイト(http://www.kotohira.or.jp/)を確認するかを確認するか)、お電話(03-3501-9355)でお問い合わせいただくのが確実です。

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