【亀戸 香取神社】勝利の神様のご利益と見どころを解説!アクセス、御朱印、お守り情報まで(東京都江東区)

スポーツ選手やアスリートが必勝祈願に訪れることで知られる、東京都江東区の「亀戸 香取神社(かめいど かとりじんじゃ)」。勝利の神様としてのご利益はもちろん、長い歴史と数々の見どころを持つ、地元亀戸で深く信仰されている神社です。

この記事は、亀戸 香取神社の公式サイトおよび関連情報を基に、その歴史、御祭神、ご利益、そして「勝石」などの見どころから、御朱印やお守り、アクセス方法に至るまで、参拝前に知りたい情報を網羅的に解説するものです。

亀戸 香取神社とは?まず知りたい基本情報

亀戸 香取神社は、天智天皇四年(665年)創建と伝えられる非常に歴史の古い神社です。古くから武道家や武将の信仰を集め、現代では「スポーツ振興の神」として全国的に知られています。

【項目】【神社情報】
正式名称香取神社(通称:亀戸 香取神社)
所在地〒136-0071 東京都江東区亀戸3-57-22
御祭神経津主神(ふつぬしのかみ)
【相殿】武甕槌神(たけみかづちのかみ)、大己貴神(おおなむじのかみ)
主なご利益勝運向上、スポーツ振興、厄除開運、産業(国土開発)守護
創建天智天皇四年(665年)
参拝時間9:00~17:00(授与所・御祈祷受付時間) ※境内自体は24時間開放されている場合もありますが、安全のため日中の参拝を推奨します。
授与所時間9:00~17:00
公式サイトhttps://www.kameido-katori.com/

亀戸 香取神社の御祭神とご利益

主祭神:経津主神(ふつぬしのかみ)

亀戸 香取神社の主祭神である経津主神(ふつぬしのかみ)は、日本神話において国譲りの際に活躍した神様です。その武勇に優れた姿から、古来より「国家鎮護の神」「武将の祖神」として崇敬されてきました。

相殿には、同じく武勇の神として知られる武甕槌神(たけみかづちのかみ)と、国造りの神である大己貴神(おおなむじのかみ)が祀られています。

主なご利益

経津主神の御神徳から、亀戸 香取神社は以下のようなご利益で知られています。

  • 勝運向上・スポーツ振興: 最大の神徳として知られるのが「勝運」です。歴史的に多くの武将が戦勝祈願に訪れたことから、現代では「スポーツの神様」として、プロ・アマ問わず多くのアスリートやスポーツ関係者が必勝祈願に訪れます。
  • 厄除開運: 武勇の神様であることから、災厄を祓い、進むべき道を開く「厄除開運」のご利益も篤く信仰されています。
  • 産業(国土開発)守護: 国を平定し、豊かな国づくりに貢献した神様であることから、産業や国土開発の守護神としても信仰されています。

亀戸 香取神社の歴史と由緒

亀戸 香取神社の歴史は古く、その始まりは飛鳥時代の天智天皇四年(665年)に遡ります。藤原鎌足(ふじわらのかまたり)が東国へ下る際、この地に船を寄せて香取大神を勧請し、太刀一振を納めて旅の安全を祈願したことが創立の起因とされています。

平安時代、天慶年間(938年~947年)に平将門が乱を起こした際、追討使であった俵藤太秀郷(藤原秀郷)が当神社に参籠し戦勝を祈願しました。見事、乱を平らげた秀郷は、神恩に感謝して弓矢を奉納し、それを「勝矢」と命名しました。

この故事は、毎年5月5日に行われる「勝矢祭」の由来となっており、神社が「勝運」の神様として崇敬される大きな理由の一つです。その後も、源頼朝や徳川家康などの武将、塚原卜伝や千葉周作といった名だたる剣豪からも篤い信仰を集めました。

亀戸 香取神社の境内の見どころ

境内には、勝利のパワーをいただけるスポットが数多く存在します。

勝石(かちいし)

参拝者が必ず訪れるのが、拝殿のすぐそばにある「勝石」です。この石に触れることで、勝利と幸運のご神徳を授かると言われています。多くのトップアスリートもこの石に触れ、勝利を祈願しています。

亀戸大根の碑

手水舎の近くには「亀戸大根の碑」があります。江戸時代から昭和の初めにかけて、この神社周辺は「亀戸大根」発祥の地であり、名産地でした。その歴史を今に伝える石碑です。

著名なアスリートの色紙

社務所や拝殿周辺には、オリンピック選手やプロスポーツ選手など、当神社で必勝祈願を行った数多くの著名なアスリートたちのサイン色紙が飾られています。「スポーツの神様」としての厚い信仰を実感できる場所です。

亀戸 香取神社の摂社・末社

亀戸 香取神社の境内には、主祭神の経津主神だけでなく、私たちの生活に密着した神様をお祀りする摂社・末社(境内社)があります。こちらにも併せてお参りすることで、さらなるご利益をいただくことができます。

福神社(ふくじんじゃ)

「鷲(おおとり)神社」とも呼ばれ、天日鷲命(あめのひわしのみこと)日本武尊(やまとたけるのみこと)をお祀りしています。

開運や商売繁盛のご利益が篤い神様です。毎年11月の酉の日には「酉の市」が開催され、縁起物の熊手を求める多くの参拝者で賑わいます。

水神社(すいじんじゃ)

水の神様である水波能売神(みずはのめのかみ)をお祀りしています。 水は生命の源であることから、生活守護や水商売の繁盛、さらには安産のご利益もあるとされています。

亀戸 香取神社の御朱印とお守り

参拝の証として、またご利益を身近にいただくために、御朱印やお守りもぜひ受けたいものです。

御朱印の種類と受付時間

御朱印は、社殿向かって左手にある授与所でいただけます。

  • 受付時間: 9:00~17:00
  • 初穂料: 500円
  • 種類: 通常、直書きで「亀戸 香取神社」の墨書きと、「勝」の印が押された力強い御朱印をいただけます。

おすすめのお守り

特に人気のあるお守りをご紹介します。

  • 勝運守(かちうんまもり): 亀戸 香取神社で最も有名なお守りの一つです。まず授与所で「勝運袋」をいただき、その後、境内に敷き詰められた白い小石(白星・勝星を表す)の中から、自分で「これだ」と思う石を一つ選びます。その石を手水舎で洗い清め、袋に入れて完成させる、自分だけのお守りです。
  • 勝守(かちまもり): 平将門の乱の故事に由来する「勝矢」をモチーフにしたお守りで、合格祈願や必勝祈願に人気です。
  • 必勝 太刀守: 創建の際に藤原鎌足が納めた太刀をモチーフにしたお守りで、あらゆる勝負事に対するご利益をいただけます。

亀戸 香取神社へのアクセス・駐車場情報

電車でのアクセス

  • JR総武線「亀戸駅」北口より徒歩約10分
  • 東武亀戸線「亀戸駅」より徒歩約10分

車でのアクセス・駐車場

  • 駐車場: 参拝者専用の駐車場は確認できませんでした(または台数が非常に限られています)。
  • お車でお越しの際は、神社周辺のコインパーキングをご利用ください。公共交通機関のご利用が便利です。

Googleマップ

[東京都江東区亀戸3-57-22]

亀戸 香取神社とあわせて巡りたい周辺スポット

亀戸エリアには、香取神社参拝の前後で立ち寄れる魅力的なスポットが多くあります。

おすすめランチ・カフェ

亀戸駅周辺は「亀戸餃子」や「ホルモン青木」など、安くて美味しいグルメの激戦区です。参拝後のランチやディナーにも困りません。

立ち寄り観光スポット

  • 亀戸天神社: 香取神社から徒歩数分の距離にある、学問の神様・菅原道真公を祀る神社。「花の天神様」とも呼ばれ、特に藤と梅の季節は圧巻の美しさです。
  • 亀戸梅屋敷: 亀戸の観光情報発信や物産展などが行われる施設。歌川広重の浮世絵『名所江戸百景』にも描かれた「亀戸梅屋鋪」の跡地にちなんで名付けられました。

まとめ:亀戸 香取神社で勝利と厄除けのご神徳をいただこう

東京都江東区に鎮座する「亀戸 香取神社」は、勝利を願うすべての人々を力強く後押ししてくれる「スポーツの神様」です。歴史ある境内で「勝石」に触れ、「勝運守」を手にすれば、きっと前向きな力が湧いてくることでしょう。

スポーツの試合前はもちろん、受験や就職活動、あるいは自分自身に打ち勝ちたいと願う時、ぜひ亀戸 香取神社を訪れて、経津主神の強力な勝運のご利益をいただいてみてはいかがでしょうか。

亀戸 香取神社に関するよくある質問(FAQ)

  • (Q) ご祈祷は予約が必要ですか?
  • (A) ご祈祷は予約優先となっています。受付時間は午前9:30~11:30、午後13:30~16:00(30分毎)です。当日でも枠があれば受け付けてもらえますが、特に七五三シーズンなどは混み合いますので、事前の電話予約をおすすめします。
  • (Q) 駐車場はありますか?
  • (A) 参拝者専用の駐車場は確認できませんでした(または非常に台数が少ないです)。お車でお越しの際は、神社周辺のコインパーキングをご利用いただくか、公共交通機関(JR・東武亀戸線「亀戸駅」)のご利用を推奨します。
  • (Q) 御朱印の受付時間を教えてください。
  • (A) 御朱印やお守りを受けられる授与所は、午前9時から午後5時まで開いています。

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