
「ここ一番の大勝負で勝ちたい」「新しいことを始めたいけれど、勇気が出ない」
もしそんな風に感じているなら、茨城県鹿嶋市にある「鹿島神宮(かしまじんぐう)」へ足を運んでみてください。
関東最古の神社であり、全国に約600社ある鹿島神社の総本社。古来より「すべての始まりの地」として、数多くの武人や防人(さきもり)たちが旅立ちの無事を祈った場所です。
広大な森に包まれた境内は、一歩足を踏み入れるだけで背筋が伸びるような清冽な空気に満ちています。今回は、人生の転機にこそ訪れたい鹿島神宮の最強のご利益、必見のパワースポット、そして混雑を避けるアクセスのコツを徹底ガイドします。
鹿島神宮とは?まず知りたい基本情報
鹿島神宮は、伊勢神宮、香取神宮とともに、明治以前から「神宮」の称号を与えられていた別格の神社です(日本三大神宮とも呼ばれます)。

まずは、参拝前に押さえておきたい基本情報をチェックしましょう。
| 【項目】 | 【神社情報】 |
| 正式名称 | 鹿島神宮(かしまじんぐう) |
| 所在地 | 茨城県鹿嶋市宮中2306-1 |
| 御祭神 | 武甕槌大神(たけみかづちのおおかみ) |
| 特に有名なご利益 | 勝利祈願、必勝、邪魔を払う、縁結び、旅行安全 |
| 創建 | 神武天皇元年(紀元前660年・伝) |
| 参拝時間 | 境内24時間参拝可能(神符守札授与所等の時間は異なる) |
| 授与所・御朱印 | 8:30~16:30 |
| 公式サイト | https://kashimajingu.jp/ |
鹿島神宮の最強のご利益と御祭神
主祭神:武甕槌大神(たけみかづちのおおかみ)

鹿島神宮にお祀りされているのは、日本神話最強の武神とも言われる「武甕槌大神」です。神話の「国譲り」において、大国主命(おおくにぬしのみこと)と交渉し、国譲りを成就させた「交渉と武力の神」として知られています。
なぜ「勝利・始まり」に強いのか?

武甕槌大神は、圧倒的な強さで邪魔するものをなぎ倒し、道を切り開く力を持っています。そのため、単なるスポーツの試合だけでなく、以下のような「人生の戦い」において強力な後押しをしてくれます。
- 人生の転機(起業、転職、進学):新しい道を切り開く力。
- 厄除け・魔除け:進む道を阻む悪縁や障害を断ち切る力。
- 決断力:迷いを断ち、目標に向かって突き進む精神力。
歴史と由緒:大和朝廷の東の守護神
鹿島神宮の歴史は驚くほど古く、創建は紀元前660年と伝えられています。これは初代・神武天皇が即位した年と同じです。
古代、この地は「日本の東の果て」であり、蝦夷(えみし)と対峙する最前線でした。鹿島神宮は、「ここから先(東)へ進む人々を守る拠点」であり、大和朝廷の守護神として特別な地位を築いてきました。現代の私たちが「ここから新しいことを始める」時に参拝するのは、この歴史的背景と深くリンクしているのです。
ここだけは外せない!鹿島神宮の境内の見どころ
広大な境内(東京ドーム約15個分!)には見どころが沢山ありますが、特にパワーを感じられるスポットを厳選してご紹介します。
1. 楼門(ろうもん)【日本三大楼門】

参道を進むと現れるのが、鮮やかな朱色が美しい「楼門」です。福岡の筥崎宮、熊本の阿蘇神社とともに「日本三大楼門」の一つに数えられています。「ここから先は神域である」という結界の役割を果たしており、見上げるだけでその威厳に圧倒されます。
2. 奥参道と鹿園

楼門をくぐると、鬱蒼とした巨木に囲まれた「奥参道」が続きます。空気の密度が変わるのを感じるはずです。 途中には「鹿園」があり、神の使い(神鹿)である鹿たちが飼育されています。実は、奈良の春日大社の鹿は、ここ鹿島神宮から分霊を乗せて旅立ったという伝説があるほど、鹿との縁が深い場所です。

3. 奥宮(おくのみや)

参道の奥にひっそりと佇むのが「奥宮」です。現在は徳川家康が奉納した社殿が使われています。ここには武甕槌大神の「荒魂(あらみたま)」、つまり活動的で荒々しい側面の魂が祀られています。勝負事の前に気合を入れたい時は、ここで強く念じるのがおすすめです。
4. 御手洗池(みたらしいけ)

奥宮から坂を下ると、息をのむほど透明な「御手洗池」が現れます。1日40万リットルもの湧水があり、大人が入っても子供が入っても水深が胸の高さを超えないという不思議な伝説があります。 水底が見えるほど澄んだ水面には鳥居が立ち、神秘的な雰囲気が漂います。ここは「心の浄化」に最適な癒やしのスポットです。
5. 要石(かなめいし)

地震を起こす大ナマズの頭を抑え込んでいると伝わる石です。地上に出ている部分はわずかですが、地中深く巨大な岩が埋まっていると言われています。「揺るぎない土台」「災難を防ぐ」象徴として崇められています。
鹿島神宮の御朱印・お守り・授与品

御朱印のデザインと受付
御朱印は、本宮近くの授与所で頂けます。
- 通常御朱印:力強い「鹿島神宮」の墨書き。
- 奥宮御朱印:奥宮参拝の証として頂けます。
- 限定御朱印:お正月や祭礼の時期には特別な切り絵御朱印などが頒布されることもあります。
人気のお守り・おみくじ
- 勝守(かちまもり):勝負事に挑む人には必須のお守り。
- 鹿島立守(かしまだちまもり):旅行安全や、新しい門出を迎える人に。「鹿島立ち(旅立ち)」という言葉の語源になっています。
- 帯占い(鹿島の帯占い):境内では珍しい結び紐を使った占いも人気です。
鹿島神宮へのアクセスと駐車場
都心から少し離れていますが、実は高速バスが非常に便利です。

東京駅からの高速バス(おすすめ!)
東京駅八重洲南口から、高速バス「かしま号」が頻繁に出ています。
- 所要時間:約2時間
- メリット:乗り換えなしで「鹿島神宮」バス停まで直行。電車よりも本数が多く、座って移動できるため非常に楽です。
電車でのアクセス

- JR東京駅 →(総武線快速)→ JR千葉駅 →(成田線)→ 佐原駅 →(鹿島線)→ 鹿島神宮駅
- 駅から神社までは徒歩約10分(緩やかな上り坂です)。
車でのアクセス・駐車場情報
東関東自動車道「潮来IC」から約15分。
- 第一駐車場(有料):大鳥居のすぐ近く。一番便利ですが混み合います。
- 第二駐車場(無料):少し歩きますが、広くて無料なのでおすすめ。
- 臨時駐車場:初詣などの繁忙期に開放されます。
鹿島神宮参拝のあとに!周辺のおすすめスポット
湧水茶屋 一休(ひとやすみ)

御手洗池のすぐそばにある茶屋です。
- おすすめ:ここの名物は、炭火で焼いた「みたらし団子」。湧水を使ったコーヒーやお蕎麦も絶品です。参拝で歩き疲れた体に、甘じょっぱいタレが染み渡ります。
東国三社巡り
時間があれば、車やバスで「香取神宮(千葉県香取市)」と「息栖神社(茨城県神栖市)」も巡ってみましょう。この3社を巡ることは「東国三社巡り」と呼ばれ、伊勢神宮参拝と同じくらいのご利益があると言われています。
まとめ:鹿島神宮で「勝利の運気」を掴み取ろう

鹿島神宮は、ただ古いだけでなく、訪れるたびに背中を押してくれるような力強いエネルギーに満ちた場所です。
何か新しい挑戦を控えている時、あるいは現状を打破したい時。 鹿島の森の澄んだ空気を吸い込み、武甕槌大神のパワーを借りて、人生の新しい一歩(鹿島立ち)を踏み出してみてはいかがでしょうか。
よくある質問(FAQ)
(Q) 参拝の所要時間はどれくらいですか?
(A) 約1時間〜1時間半を見ておくと安心です。 本殿への参拝だけなら30分程度ですが、奥宮、要石、御手洗池まで回ると境内が広いため時間がかかります。御手洗池で団子休憩をするなら、少し余裕を持ちましょう。
(Q) 御手洗池の水は飲めますか?
(A) そのまま飲むのは推奨されていません(煮沸が必要です)。 御手洗池の脇にある湧き水口でお水取りができますが、生水としての飲用保証はされていません。持ち帰る場合はペットボトルを持参し、自宅で煮沸してから使いましょう。
(Q) 初詣や混雑時期を避けるおすすめの時間帯は?
(A) 早朝(午前7時〜9時頃)がおすすめです。 鹿島神宮は朝の空気が特に清々しく、神秘的です。昼頃になると観光バスや団体客が増えるため、静かに参拝したい方は午前中の早い時間が狙い目です。
鹿島神宮フォトギャラリー


































